我が家でパンを焼く事が日常化しているのは
酵母のおかげだな。と思っています。

今までから様々な天然酵母を使って焼いてきたのですが、手
軽に使える白神こだま酵母や
パネトーネマザーのようなドライ粉末のものが多かった…。
これらは種起こしもいらないし、発酵させる時間も短い。

(いまでも急きょ、パンが必要になった時はそれらを使ってます…)

でもね、思ったんです…。頻繁に焼くほど、
のーんびり、ゆーっくりと焼く方が気楽で
日常化しても愉しみの部分をたくさん残したまま焼いていけるかな…と。
発酵させるというならば、言葉通り発酵させた方(時間をかける)が
美味しいのかな?…と。

そして何よりも酵母を自分で育てる事の
(育てるなんて大それた事を云えるほどの事は
何もしないのですが…)楽しみを覚えてからは、
特にドライイーストで焼くよりも時間のかかる、
(手間はそんなにかかる気がしない…)
パンの方が楽しいかも…、自分に合っているのかも…と
思いはじめたんです。
以前はのんびりやの割に料理などに関してはせっかちだから、
ダメかもと思っていたんだけど…。

最初は自家製の酵母では無く、種起こしが必要なホシノ天然酵母を使ったり、
それを元種に小麦粉を足してスターターを作ったり、
寒い日はパン種と一緒に寝たり…とやっていましたが最近はこういう風…↓。

田舎特有で、いやいや田舎の特権で冷蔵庫の中や
台所の床には常に野菜や果物が…。
私がうまく調理してあげられないのが悪いのだけど、
このままだともったいない事になっちゃうかも…、
肥料になる運命かしら。って事も多く。
かろうじて肥料行きを免れたものは
前のパイナップルとココナッツのクリームパイの様にお菓子になるもの、
そして今回の酵母になるもの…となってたりします。

もちろん、悪くなったものばかりを酵母にする訳では無くて
これ酵母向き?! なんてハッ!としたら
酵母にしてしまう時もあります。
ミツバチいっぱい集まってるラベンダーをみたときとか、
生命力いーっぱい!な顔をした野菜をみたときとかね…。
(一般にはレーズンからおこした天然酵母なんて有名ですよね…。)

今回、酵母にしてみたのは貰いものばかりで…、
瓶のふたにはそれぞれ”吉田○○さん家の柚子”とか
“佐々江○○さん家のにんじんと長野の○○農園のふじ”とかって名札付。

*りんごとにんじんは各1個をそれぞれ擂りおろして、煮沸消毒した瓶へ。
そこへ糖蜜やメープルシロップを小さじ1杯ほど入れて
あたたかいところに半日ほど置き、そして水を適量加えたもの。

*柚子は随分と皮と実がブカブカになってきていたので
お風呂に入れたけれど、それでも沢山あったので
4つ程を半分に切って瓶に入れ、お砂糖を少し振りかけて水を適量、入れたもの。

それぞれ日中は窓辺に置いて夜は薪ストーブの側に
(熱くなりすぎないようにタオルでくるんだ)
置いたりして、世話をやきました…。
4日後にはそろそろパンにしても良いかも…と判断し、
それぞれ適量を小麦粉と塩に混ぜてパンにしました。

見た目は何故か(成形の仕方が悪いことを棚に上げて…)個性溢れて?!
不格好になる事も多いのだけれど、
香りや味、そして風合いにもそれぞれの個性が残っていて
(焼きたての柚子の酵母パンはふんわりととても良い香り!)、
味わい深く、ふんわり美味しいのです。
そして何より、簡単シンプル。
そして、自家製の酵母でこんなに膨らんでくれる!と感動できます。

野菜作りや花を育てることと似ているんだと思うけど、
自分が少しでも世話をしたという気持ちになると
愛情も湧いてきて、買ってきたイーストで焼くパンよりも
心がウキウキと嬉しくなるんです。
酵母の様子を見守るときも、草花が芽を出すのをまだかな…と
見守るような気持ちになってドキドキしてしまいます。

ふつふつと出来てくる泡を見るのも、音を聞くのも、
捏ねるのも、時間をかけて発酵させるのも…、
とにかく全ての行程がとても楽しく感じます…。

様々な自家製酵母の話などなど、詳しくはまた引き続き…。


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