しばらく途方にくれていると、ある男性がその鉄格子のような
門の鍵をあけて入ろうとしている。
あ、ここの住人の人だ!と一目散にかけより
ここは○○アパート?と聞くと”そうだ。”との返事。
あー、よかった…とホッとしながら彼について中へ入らせてもらう。


中に入ると大きなふるい建物がいくつかある。
その中でも一番古いだろうという建物入り口に私たちの滞在先の
アパートの文字。

恐る恐るインタホーンを鳴らして名前をつげると
すぐに中からヒゲに特徴のある、ハードコアバンドの
T-SHIRTSに革ジャンを着た大きな男の人が出てきた。
正直、そんな出で立ちの人が出てくると思わず、一瞬面食らったが
(もっと年配の管理人という感じの人が出てくると思ったもの)
彼のきまり悪そうな顔を見ているとそんな事に驚いてる余裕も無く、
何なんだろう…と思いながら握手をかわして
他愛も無い会話を交わした….。

すると彼は”荷物を持つよ…”とわたしの鞄を受け取りながら
言いにくそうに詫び始めた。

”実は…君たちが借りる部屋の水道管が壊れていて、お湯も水も出ない状態なんだよ。
もちろん、キッチンもシャワーも使えない…。”

*ちなみに画像はアパートの画像ではありません。


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